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【ウクライナ 国内視察】「燃料不足が唯一の弱点になるかもしれない」首都キーウで見た深刻な現状

ピースウィンズ・ジャパンは、4月26日からウクライナ国内に代表理事の大西健丞とスタッフ3名を派遣しました。キーウ、ブチャ、ボロディアンカ、チェルニーヒウ、ドニプロを訪問し、街の被害状況の視察や、提携企業・提携団体と今後の支援方針についての意見交換を行いました。
 

 
ウクライナの首都キーウでは、日本車ディーラーを訪問しました。お話してくださった方によると、海からの輸出入はロシア艦隊に阻まれ非常に厳しく、さらにキーウの倉庫も戦車戦で破壊されてしまうなど、現地企業の経済活動にも大きな影響が出ていました。
 

 
また、ウクライナ国内のガソリンスタンドにはどこも長蛇の車列ができており、燃料不足が深刻であることがわかりました。民間車の給油は1回10リットルだけに制限されているそうです。
燃料輸入業者からは、ロシア軍による燃料貯蔵タンクや鉄道への攻撃により食料品や支援物資の運搬が困難になっていることなど、すべての物流に影響が出ているというお話を聞くことができました。
 


 

 

PWJ代表理事の大西は、

「今回見えたのは、ウクライナ政府にお金が無いということ。そして銀行にもお金がないので倒産しそうな企業を助けることも難しい。ウクライナは穀物も野菜もたくさん作っている国ではあるが、燃料がひっ迫しているので、物があっても分配することができない。そういう構造が見えた」

と、現場を訪れて見えたウクライナの厳しい現状を語りました。
 


 

 
ピースウィンズ・ジャパンでは、ウクライナの人々が一日も早く平和な日常を取り戻せるよう、必要な支援を届けるため活動を継続してまいります。皆さまからのご支援をよろしくお願いいたします。
https://global.peace-winds.org/support/ukraine

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