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【ウクライナ】安全な場所がどこにもないウクライナでたくましく生きる子どもたち
ロシア軍の攻撃を受けたオフマディット小児病院は、がん治療や臓器移植などの高度な医療を行う主要な医療拠点です。入院していた子どもたちは他の病院への避難を強いられ、その多くがいまも戻ることができません。ウクライナ国内にもはや安全な場所はどこにもありません。
当時、小児病院でがんの治療を受けていた10人の子どもたちは、現在、キーウ市内の他の病院に入院しています。がんによる影響に加え、化学療法で免疫力が低下しているため、防護性能が高いマスクを普段使っています。しかし、被災して転院を余儀なくされたことで、このマスクが足りなくなっていたため、ピースウィンズは、マスク40個を子どもたちの母親に届けました。
今回の緊急支援では、10カ所以上の病院を訪問しました。そこでは、重い病気とたたかう子どもたちが、笑顔いっぱいで無邪気に遊びまわる姿を何度も見かけました。いつミサイルが落ちてもおかしくない状況下で、ウクライナの子どもたちはたくましく生きています。