【ハワイ・マウイ島山火事】被害が大きいラハイナからの現地リポート
ハワイ・マウイ島で発生した山火事の緊急支援のため、ピースウィンズは、日本時間8月16日、先発隊として日本から看護師を含むスタッフ3名を派遣しました。
8月17日未明、他2名のスタッフよりひと足先にマウイ島に到着したカメラマンの近藤からのリポートです。
被害の大きいラハイナの街は今
他スタッフ合流の前にわずかな時間でしたが、被害の大きかったラハイナの街に立ち寄りました。依然、交通規制が各所にしかれており、実際に中まで入ることはせず周囲から様子を確認しました。
私が見る限り、火が上がっている様子はありませんでしたが、今も上空から大型輸送ヘリによる消火活動が行われており、草原では今もくすぶっている箇所があるのかもしれません。乾燥した高温状態が続いているので、更なる被害の予防のための散水という可能性もあります。
ラハイナの街は海岸線まで甚大な被害を受けており、今も現場にはわずかにプラスチックの焼けたような鼻を刺す異臭が立ち込めていました。
一面焼けた街に人影はほとんどなく、街は静まり返っています。呆然とただ街を眺めるだけの地元民の姿もちらほらと見受けられます。地震などと違って家屋や家財道具など「片付けるものが何もない」状態のように見えます。
唯一規制線付近で見ることのできた家の門は熱によりぐにゃりと溶けて曲がっており、バルコニーに置いてあったのか、骨組みだけになったイスとテーブルがありました。家の、と言っても天井もなく壁もほとんど残っていませんが、中には黒焦げの家財道具と積もった白い灰で覆われており、自然の無情さを感じます。 (ピースウィンズ カメラマン 近藤史門)
このあと、看護師を含むスタッフ3名が現地で状況と支援ニーズを確認の上、被災者の方々の支援をおこなう予定です。
引き続き、被災地に皆さまのご支援をお願いいたします。
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