【ハワイ・マウイ島山火事】「家を失ったのは、人間だけではない」被災地でのペット支援
マウイ島の山火事で家を失ったのは人間だけではありません。多くの動物も被災しました。
動物支援を行う地元団体によれば、行方不明となったペット(犬・猫・その他小動物や家畜など)の数はおよそ3000頭。
少なくとも1000頭を超す動物の犠牲が報告されています。
※参考:https://www.facebook.com/MauiHumaneSociety
「昨日はチンチラも運ばれてきたわ」と話すのは、ペット用の物資配布所を運営する地元団体の職員ジェニファーさん。
動物たちは種類や大きさによりフードの種類や量も変化します。犬や猫だけでなく、大型動物の馬、ブタ、ヤギなども被災した今回の災害でペット支援ニーズは広がっていました。
私たちが現場に到着した際にいらしていたのは高齢犬の飼い主さん。「慣れ親しんだフードじゃないと食べてくれるか心配だわ。この子でもでも食べれそうな缶詰はないの?」と心配を口にしています。
老犬や持病を持った犬には、療法食のようにフードについても特別な配慮が必要です。ピースウィンズはこれまで国内で行ってきた「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」での動物保護の経験からも、そのようなニーズを理解しています。
取り急ぎ、各種フードの他に足りていなかった老犬用のおむつなどを渡し、ジェニファーさんに「今後も必要に応じて私たちを頼ってもらって大丈夫。いつでも力になるよ」とお伝えしました。
「遠く離れた日本から助けてくれる人がいることに心が温まるわ。ありがとう」と職員の皆さんは口を揃えました。
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