【ネパール洪水】緊急物資支援の配布を開始しました
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、7月にネパール南部で発生した洪水被害に対して、現在も支援活動を行っています。
先月実施した調査の中で、被災した136世帯に緊急支援物資を配布しましたが、未だ改善しない被災状況に対し、さらに支援の手を広げるべく、活動を継続しています。
9月9日から、日本から派遣した国際スタッフが被災地入りし、追加配布の第1弾として、9月20日、ラウタハト郡ラクシュミプールベルベトワ村の148世帯に、食料や生活用品、寝具を届けました。今後も、他の被災した地域で、物資配布を計画しています。
被災した世帯の多くは、農地で働く低所得者層で、対価を賃金ではなく、食料(米や小麦)で受け取ることも多い地域です。洪水により、家に備蓄していた食料が流され、家計はより一層厳しくなりました。
被災した地域は、インド国境にあり、気温40度にもなる夏のあとは、霧深く、氷点下近くまで下がる厳しい冬がやってきます。過去には、2017年の大洪水の年、冬の寝具や衣類が流されて十分に暖かく過ごせなかったために、多くの子どもたちやお年寄りが命を落としました。
今回の物資配布では、食料や生活物資に加えて、厳しい冬を乗り越えられるよう、寝具も届けています。
もとどおりの生活を得るまでに、まだまだ時間がかかります。
引き続き、支援者の皆さまからのあたたかなご支援・ご協力をお待ちしています。
本事業は、ジャパン・プラットフォームの助成金とサポーターの皆様からの寄付金で実施しています。
[ネパール洪水について]
2019年7月11日から降り始めたモンスーンの豪雨により、ネパール、インド、バングラディッシュの国境地帯を中心に、洪水や土砂崩れが相次ぎ、7月18日までに227人が死亡、1,000万人以上が被災した。
ネパールでは、洪水被害は、タライ地域の第1州および第2州の11郡にまたがり、全体で33,000世帯(17万6,800人)が食料および生活物資の配布支援を必要としている(ネパール政府、7月30日発表)。洪水と地滑りの影響で117人が死亡、38人が行方不明、80人が負傷した(ネパール政府、7月28日発表)。
PWJとISAPが活動を行う第2州内のラウタハト郡では、郡境にあるバグマティ川の氾濫により29人の死傷者、30,596戸の家屋が破損した。(ネパール政府、7月23日発表)。
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た、今回の支援が終了した場合、今後のレスキュー及び被災者緊急支援の準備に活用させていただきます。