【シリア難民支援】増え続ける難民にさらなる支援を
内戦によりシリア国外に逃れた難民を支援するため、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)はイラクにあるドミズ難民キャンプで支援を行っています。
2月1日までに当初予定していた補助食糧、衛生用品、灯油など冬季の避難生活に必要な物資3500世帯分の配布を完了しました。
妊娠9か月の身重の身体でシリアから逃げてきた女性(写真右)は国境での混乱で転倒してしまい、キャンプ到着後は体調不良のためドホーク市内の病院に入院・出産しました。
「キャンプに着いた当初はお腹の赤ちゃんのこともあり、不安でいっぱいでしたが、頂いた物資のおかげでしばらく落ち着いた生活ができそうです。」
現地政府の国内避難民移民担当局から提供された難民情報に基づいて物資を配布しましたが、内戦の悪化により難民の数は日々増加しています。PWJのイラク現地代表によると、「ここ最近では、1日500~600人の難民がキャンプに到着しており、まだまだ支援が必要」との報告が届いています。
物資の配布を待つ難民
PWJは今後も、キャンプ内に増え続ける難民に隔たりなく支援を届けること、そして長期化する難民生活に即した支援を実施することで、シリア情勢が回復するまで生活の質向上を目指していきます。
ドミズ難民キャンプに暮らす子どもたち
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報告:備中 哲人