【モルドバ】避難民の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けました
ウクライナに隣接する人口約260万人の小さな国モルドバでは、今も約11万人のウクライナの人々が避難生活を続けています。首都キシナウにあるモルドバ工科大学の寮内に設けられた一時避難所にも、子ども105人を含む約280人の避難者が暮らしています。
ピースウィンズ・モルドバ事務所は、地元企業SEBN-MD社の協力を得て、大学が企画したクリスマス会にあわせてプレゼントを用意しました。会には寮に住む大学職員の子どもたちも参加。114人にお菓子の詰め合わせを届けることができました。SEBN-MD社は、日本の住友電気工業株式会社様のグループ会社です。
12月19日に滞在センター内で行われたクリスマス会には、ピースウィンズスタッフも参加。最初は保護者のそばにいて遠慮がちにしていた子どもたちでしたが、会を盛り上げるサンタさんや雪の女王に促されて、ゲームや歌の輪に加わっていきます。
途中、クリスマスが嫌いな「意地悪グリンチ」が登場すると、怖がって泣き出す子もいましたが、最後はみんなで仲良く記念撮影。この日は、避難生活を続ける家族と大学職員が一緒になって楽しい時間を過ごすことができました。
この日のプレゼントは、住友電工グループであるSEBN-MD社の協力を得て実現することができました。SEBN-MD社にはプレゼントなどの調達費用を負担していただき、ピースウィンズ・モルドバ事務所が箱にロゴステッカーをつけて会場の子どもたちに届けました。SEBN-MD社のみなさま、本当にありがとうございました。
ウクライナで戦争が始まる前は、寮に住む子どもは大学職員の家族のみでした。大学寮の管理人をつとめるエレーナさんは、寮が一時避難所として多くの避難民を受け入れるようになってからも、ウクライナ人・モルドバ人問わず寮で暮らす子どもたちに明るい新年を迎えてほしいと、クリスマス会を続けています。SEBN-MD社とピースウィンズには感謝状を贈ってくださいました。
ウクライナの厳しい状況に終わりが見えない中で、隣国モルドバでの避難生活は今後も続いていきます。また、欧州最貧国といわれながら多くの避難民を受け入れているモルドバ社会の負担も大きくなっています。引き続き、みなさまからのご支援をよろしくお願いします。
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