私たちの活動
屋根や地面に「HELP(救援を!)」の文字
地震のため、17万人以上が死亡し、国民の3分の1にあたる300万人が被災したとも言われるハイチのため、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)をはじめとする援助団体や、各国政府・国連などが活動を始めています。しかし、被害が甚大なため、援助物資を継続的に届けることが難しいうえ、至るところに被災者の避難場所が自然発生的に生まれ、避難先を把握することさえ難しいというのが実状です。そのため、あちこちの屋根や地面に、被災者たちはが自分たちの存在に気づいてもらうために描いた「HELP(救援を!)」の文字が見られます。
(C)PWJ
文字を描いても、必ずしも気づいてもらえる訳ではなく、支援が届くまで時間がかかることもありますが、被災者は希望をつないでいます。
PWJでは、支援が行き届いていない場所を中心に、援助物資を配布することを計画しています。PWJが支援を実施することが難しい物資や地域については、他団体とも調整し、支援が届くように図っています。
現場で他団体と調整するPWJ山本理夏 (C)PWJ
被災地では、テントに対する強い要望がありますが、まとまった数のテントをそろえるには生産国であるパキスタンや中国からの輸送が必要なため、現地への到着には発注後、3週間前後はかかるといわれています。PWJも2月2日に横浜港からテントを送り出しましたが、到着は3月上旬となる見通しです。