【バングラデシュ】PWJ助産師によるトレーニングを実施
2019年9月24日から10月3日にかけて、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の塚本助産師がバングラデシュを訪問しました。
PWJのバングラデシュ事業は、ロヒンギャ難民と難民キャンプ周辺住民に対する母子保健支援に重点を置いており、産科のプロである助産師によるアドバイスが欠かせません。
今回の訪問の一番の目的は、基礎的緊急産科ケア(Basic Emergency Obstetric Care)と呼ばれる出産時の合併症への対応について、PWJ診療所のスタッフが適切に実施できているかを確認することです。
途上国において、生産年齢人口※の女性の主要な死因は、妊娠・出産時の合併症です。国連人口基金(UNFPA)によれば、2017年には世界で29万5千人の女性が妊娠・出産に関連する原因により死亡しています。
塚本助産師と提携団体(DCHT)のベテラン産婦人科医が中心となり、分娩介助の流れ、異常が見つかった際の対応方法についてレクチャーを行い、その後、シミュレーショントレーニングで実際に体を動かしながら、対応方法を確認しました。
PWJ診療所は避難民キャンプ14内で唯一、分娩介助を行っている医療施設です。10月には20人の赤ちゃんが私たちのスタッフの手で取り上げられました。出産は、新たな命を迎える素晴らしい瞬間でもありますが、同時に途上国においては多くの母親と赤ちゃんの命が失われる瞬間でもあります。
PWJはこれからも、定期的に医療専門家を派遣し、現地の医療サービスの質の向上・維持に貢献し、ロヒンギャ難民および地域住民が安全なお産を行えるよう支援していきます。
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※15歳から64歳の人口(OECD)。
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