【シリア難民支援】食糧配布を継続、新たに雇用支援を開始
シリアの人びとが避難しているイラクのドミズ難民キャンプでは、国連機関やNGOが活動を行っているものの、増加する難民の数に支援が追い付いておらず、テント・食糧・水など、生活に最低限必要な物資が揃わない状況が続いています。
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、毎月新たにキャンプに到着する難民約2,500世帯に、お米や豆、パスタなどの食糧を配布し、通常の食糧配給が受け取れるまで生活できるよう支援しています。
しかし、避難生活が長期化したり支援が滞った場合、持ち合わせの現金だけでは生活が厳しくなる可能性があります。
同キャンプに暮らすシリア難民は、現地政府より6か月毎更新の滞在許可と就労許可を受けているので、キャンプ内外で就労することができるのですが、難民自らの知識・技術・経験を活かした仕事に就く機会は、困難な状況にあります。
こうした背景から、PWJは難民約500人が就労できる機会を得られるよう新たに雇用支援を開始します。
具体的には、PWJの現地スタッフが地元行政や企業などからヒアリングなどを通じて求人情報を取りまとめ、難民の一人ひとりの経験や希望をデータベース化して、雇用のマッチングに取り組みます。
祖国に平和が戻るその日まで、安心してキャンプ生活が送れるよう、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いします。
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本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金や寄付金により実施しています。