私たちの活動
【ネパール】事業地での事業の評価手法について国際開発学会で発表
2021年 国際開発学会 第22回春季大会で、評価専門家の田中博さん(一般社団法人 参加型評価センター)とピースウィンズ・ジャパンとの連名で、「MSC(Most Significant Change)手法とログフレーム評価の併用の試み ―ネパール NGO 農業プロ ジェクトにおける参加型・質的評価とログフレームの相互補完関係― 」というタイトルで発表を行いました。
ポイントとしては、事業を評価する際に、参加型・質的評価を取り入れることです。個々の農家の暮らしの変化、農業生産の顕著な変化を見ていく MSC手法(Most Siginificant Change:顕著な変化)による質的なインパクト評価と、いままで比較的よく使われてきたPCM手法(Project Cycle Management)による生産量や収入向上などの量的な変化を計測するインパクト評価を併用して行ったことです。リアルに対象とする農家の方々の生活の変化をとらえ、事業を実施する私たち側にとって具体的な今後の学びにかえることができます。
農業専門家による農家向け講習会
カリフラワー栽培を導入した農家
今回のように、事業地で実施された事業評価活動を、 学会で研究分析・発表することで、現場の学びが広く参考にされていければと考えています。