【スリランカ洪水】キッチンセットと寝具セットの配布完了
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)と、現地パートナー団体アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)は13日、洪水被害を受けたカルタラ県ドダンゴダ地区の1,685世帯にキッチンセットと寝具セットを配布しました。
5月末の洪水から2か月が経とうとしていますが、いまだ多くの家庭が被災して失った台所用品や寝具といった生活用品を揃えることが難しい状況です。
私たちが配布したキッチンセットにはスリランカの主食である米を炊く大きな鍋、カレーを作るために必要な包丁、 鍋、大きなスプーン、家族5名用のお皿やスプーン、そして洗剤など23種類の台所用品が含まれています。
キッチンセットの内容(左) キッチンセットの受益者(右)
キッチンセットを受け取った人は「洪水で台所用品を失い、今まで家で料理を作ることができませんでした。キッチンセットは必要なものが全て揃っているので、本当に助かります」と喜んでいました。
PWJとA-PADのスタッフが初めてドダンゴダ地区長と面会した時、「この地域では洪水が発生してから政府からのわずかな補助金以外は、支援がありません。 このような時期にPWJとA-PADが支援を決めてくれたことに本当に感謝します。”と地区長は話しました。
配布当日には在スリランカ日本大使館の職員が参加し、「スリランカ政府が対応しきれない地域を日本からの支援でまかなうことができた良い事業です」と、私たちの活動を称えました。
配布を待つ受益者の方達(左) PWJスタッフとドダンゴダ地区内のリーダーたち(右)
この事業はジャパン・プラットフォームからの助成金と皆様からのご寄付で運営されています。