【スリランカ】史上最悪の経済危機に苦しむ人々への食料配付を実施
経済危機に苦しむスリランカの人々のために、温かいご支援をいただきまして、ありがとうございます。
ピースウィンズ・ジャパンでは、皆様からいただいたご寄付を活用させていただき、9月13日にトリンコマリー県内でも特に貧しく脆弱なコミュニティの一つ、マンガイユットゥ村に食料配付を実施しました。
配付する食料の詰め込み作業
食料支援の経緯説明
マンガイユットゥ村で生活保護を受けている225世帯の村人に、米、小麦粉、砂糖、紅茶、ダール豆、大豆ミート、乾麺、干し魚、栄養補助食品などを含めた食料パッケージを配付しました。
食料を受け渡す様子
満面の笑みの住民と共に
笑顔で食料を持って帰る住民
生活保護担当の職員は、「村の人の多くは日雇い労働で生計を立てており、経済危機の影響で多くの建設工事などが止まったことによって仕事数が激減、それに伴い収入も激減し、苦しい生活を余儀なくされています。先月は村から3名の女性が子どもを残して中東へ出稼ぎに出てしまいました。今回のピースウィンズ・ジャパンの食料支援は大変ありがたいです。ご寄付いただいた日本の皆様には、本当に感謝しております。」と、話してくれました。
食料支援を受けたローヒニさん(39歳)の声をお届けします。
『私は、夫、4歳の娘と、8歳と13歳の息子の5人で生活をしています。夫は、日雇い労働で私たち家族を支えてくれています。以前は、夫の仕事は月に20日間ほどありましたが、経済危機に陥ってからは月に10日間ほどになりました。収入も以前は30,000ルピーほどありましたが、今は18,000ルピーしかありません。物価は日に日に上がっていく一方で、最近はインゲンなどの安い野菜しか買えず、干した小魚を食べる程度で、最後に魚や肉を買ったのがいつだったかも思い出せません。私たちは生活保護として月に現金3,500ルピーを政府からいただいていますが、物価が高騰している今、夫の収入と合わせても、生活は非常に苦しく、今回食料をいただけたことは、私たち家族にとっては、大変ありがたいことです。日本の皆様に感謝しています。』
政府が事実上の国家の破産を宣言してから、約半年が経ちますが、未だに燃料不足や停電が続き、さらに物価の上昇率は毎月最高記録を更新し、8月は64.3%の上昇率となり、特に食料品は93.7%にまで上昇しました。
WEP(国際連合世界食糧計画)は「スリランカ国内では約630万人もの人が十分な食料を摂取できず、危険にさらされている状況である。今後援助がなければ、この状況はさらに悪化することが予想される。」と発表し、未だ国民生活の改善の兆しは見えないのが現状です。
今回支援を行ったマンガイユットゥ村の近隣にも多くの貧しい脆弱なコミュニティがあります。
今後も、ピースウィンズ・ジャパンでは経済危機に苦しむ人々への支援を継続したいと思います。温かいご支援を引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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