【オンラインイベント】難民女性が“仕立て”る未来-ウガンダ・縫製・confidence

師走の寒い時期、赤道直下のウガンダにいる女性たちの活躍に耳をかたむけてみませんか。
ウガンダで難民支援を行う国際NGOピースウィンズ・ジャパンと、縫製技術を生かした女性への自立支援で協働する企業RICCI EVERYDAYが、いま取り組んでいること、この先の計画、目指す社会とは。
アフリカ最大の難民受け入れ国であるウガンダでは、難民は移動や就業の自由が認められ、難民の多くが住む難民居住地区では、難民と地元のホストコミュニティの人びとは一緒に働き、子どもたちは一緒に勉強し、生活を共にしています。ウガンダ政府は、難民とホストコミュニティが平和に共存できるように、外部からの支援に対して、難民だけでなくホストコミュニティにも支援が届くように要請しています。

この方針に沿い、ピースウィンズが難民とホストコミュニティ双方を対象にした支援を実施するなかで、見えてきた共通の課題は「女性であること」で受ける制約。自立した生活を送るための一歩を踏み出そうとしても、時に「女性であること」でさまざまな壁に突き当たることがあります。たとえば、手に職をつけて働くこと、それ自体が簡単ではないのです。ピースウィンズはこれまで女性たちの就労を目指した事業に取り組み、自信を取り戻した女性たちはパワフルに、手を取り合い、新たな道を切り開こうとしています。

本イベントでは、ウガンダ事業現地代表の井上慶子が、RICCI EVERYDAY代表の仲本千津氏を迎え、「難民」「女性」「生計支援」をキーワードに、NGOという支援団体、ビジネスを展開する企業、それぞれの立場から、これまで取り組んできた支援を通して見えてきた女性たちの変化、課題、そしてこれからの支援に求められることや希望などを語り合います。立場の違う二人だからこそ、さまざまな角度から支援事業にかかわる魅力、苦労、感動、その裏側もシェアします。
参加者との質疑応答の時間も用意します。アフリカのこと、国際協力にかかわること、海外で働くことや生活などなど、お二人に聞きたいことを何でもお尋ねください!
『難民女性が“仕立て”る未来-ウガンダ・縫製・confidence』
日程:12月18日(木)19:15開始 20:30終了
参考方法:オンライン(Zoom)
参加費:500円
登壇者

井上慶子:ピースウィンズ・ジャパン ウガンダ事業現地代表。神戸大学大学院博士課程後期修了(PhD)。専門は教育経済、教育社会学など。2016年9月ピースウィンズに入職後は、シリア、イラク、ハイチ、モザンビーク事業に携わる。2021年10月より、ウガンダ駐在。2025年より現職。

仲本千津:株式会社RICCI EVERYDAY代表。一橋大学大学院で平和構築やアフリカの紛争問題を研究し、修了後は金融機関、財団勤務でウガンダ駐在を経て、ウガンダで起業。第一回日本アフリカ起業支援イニシアチブ最優秀賞、第五回グローバル大賞国際アントレプレナー賞最優秀賞をはじめ、いくつもの賞を受賞し、社会起業家として高く評価される。
2015年創業。アフリカンプリントを使用したバッグや小物、アパレルを中心にライフスタイルアイテムを扱い、ウガンダと日本で販売を展開する。ウガンダの首都カンパラに直営縫製工房を持ち、都市部に暮らすシングルマザーや元子ども兵の女性たちと共にものづくりに取り組んでいる。
主催:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
1996年設立。2025年12月現在28の国と地域で支援を届けるNGO。各地で、他の支援団体、ドナー、企業、現地政府など多様なアクターと協働しながら、各所で必要とされる国際人道支援・開発支援などを展開する。
本イベントに関する問い合わせ先: uganda@peace-winds.org


