【中国甘粛省地震】皆さまのご寄付で支援を届けることができました
このたびは、ピースウィンズの甘粛省地震緊急支援にご寄付をいただき、ありがとうございました。
2023年12月18日に中国北西部甘粛省で発生したマグニチュード6.2の地震において、皆さまからのご寄付をいただき、提携団体とともに様々な支援を届けることができました。
■これまでの支援
ピースウィンズは、19日午前に、現地提携団体であるレスキューチーム「公羊会」とのコンタクトを開始。19日11:30(現地時間)のフライトで、公羊会がレスキュー隊員9名と救助犬2頭を杭州から甘粛省の蘭州市に派遣することを決定しました。その後チームメンバーが増え、隊員は計25名、救助犬2頭となり、19日18:30(日本時間19:30)に被災地到着。、
19日中には毛布などの防寒具の調達を開始。20日、救助犬による捜索開始。チームを2つに分けて、捜索活動をしながら支援物資の配布をするチームと、村のさらに奥で調査をするチームに分けて活動しました。
気温は-15度で、深夜になるとさらに寒かったため、暖房器具や発電機なども支援物資として配布しました。23日まで被災地で活動し、24日にレスキュー隊は現地から撤収。これ以降は被災村の関係者と連絡をとり、物資を提供しました。
■提携団体「公羊会」からの報告
公羊会レスキューチームは甘粛省地震救援のために、合計で隊員33名(浙江チーム9人、陝西チーム6人、甘粛チーム10人、四川チーム8人)と捜索救助犬2頭を派遣しました。生命探知機などの専門的な救助用資機材を携帯し、19日午後18時頃に被災地に集結、甘粛の積石山県大河家鎮に到着しました。
12月21日午前10時まで、被災地で崩壊した家屋40軒を捜索し、テント45張を設置しました。12月21日、公羊会は各方面の方々と協力し、日用物資を支援しました。また12月28日には、甘粛省康吊村で毛布250枚、コート250着を配布しました。
■支援した物資
・大型野外プレハブ住宅10軒
・コンパクトガソリン発電機30台
・布団680セット
・毛布250枚
・暖房器具300個
・綿入れのオーバーコート350着
・コート250着
・ウインドブレーカー100着
・電気毛布500枚
・使い捨てカイロ10,000個
・消毒液3,000本
・マスク2,000箱
・ミネラルウォーター300箱
・インスタントラーメン140箱
・電気暖房100個
・消毒アルコール30箱
・饅頭75キロ
公羊会からの感謝状。「皆様からいただいた親切で寛大なご寄付は、被災された方々の助けになっただけでなく、私たちレスキュー・チームの士気も大いに高めてくれました。心からお礼を申し上げます」
現地は大変寒く、捜索や物資支援にあたったスタッフも凍えながらの活動となりました。しかし皆さまのご寄付のおかげで、被災者の方に毛布や暖房器具、発電機など必要な支援を迅速に届けることができました。ありがとうございました。