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【パレスチナ】障害者ユニオンの創設者とご家族が空爆の犠牲になりました。深い追悼の意を表します。

マヘルさん(右)と奥様

2025年1月14日現地時間23時ごろ、ガザのNGOであるパレスチナ障害者ユニオン(Palestinian General Union of People With Disabilities)が活動するガザ中部のデル・エル・バラハをまたイスラエル軍が空爆しました。この空爆で、ピースウィンズのパートナー団体「パレスチナ障害者ユニオン」の創設者の1人であるマヘル・シュクラさんの自宅が爆撃を受け、彼自身と家族10人(うち4人は親戚の子ども)が亡くなりました。

パレスチナ障害者ユニオンとピースウィンズは、2023年10月の情勢悪化以降、紛争の被害を受けた障害者への現金給付や物資配付・給水等を実施してきました。障害者ユニオンのスタッフの多くは、自身も障害の当事者です。ほとんどのスタッフが1年以上の避難生活を余儀なくされ、今も大変な困難に直面しています。しかし、そのような状況においても使命感を失うことなく、より脆弱な立場におかれた障害者へのための支援を実施しています。ピースウィンズと障害者ユニオンの提携開始以降、現場で事業を主導してくださっているアイマンさんは、35年間、車椅子生活を送っていたマヘルさんについて、「心優しく思いやりのある、兄弟のような存在だった。誠実さとボランティア精神にあふれた、尊敬すべき仲間でもあった」と、大変落胆した様子で伝えてくれました。マヘルさんと奥さんは結婚18年目で、子どもには恵まれませんでしたが、互いに深い愛を分かち合い、助け合って暮らしていたそうです。

停戦合意の発効を目前にイスラエルによる攻撃で亡くなったマヘルさんは、どんなに無念だったでしょう。残されたパレスチナ障害者ユニオンのスタッフに深い追悼の意を表します。
同時に、一般市民が犠牲になる無差別攻撃をあらためて非難し、1月19日の停戦合意の発行日を待つことなく、一刻も早く武力攻撃をやめるよう強く訴えます。そして、6週間の停戦合意がそのまま恒久的な停戦になることも強く望みます。

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