【ウガンダ】北部地域の人々との協働
こんにちは。ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)ユンベ事務所のアシスタントオフィサー、カフマ・ジミーです。
PWJは2020年3月末からウガンダ北部の難民居住地区、ライノキャンプとビディビディで新らしいプロジェクトを開始しました。今回はライノキャンプ難民居住地区で実施しているシェルター(住居)支援をご紹介します。
PWJは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や現地政府、関係支援団体と協力、調整しながら難民の方へのシェルター支援を実施しています。支援活動の中で、対象地域の難民やホストコミュニティの方々が雇用と現金収入の機会を得られるようにも努めています。
同地域の人々は建設や大工、荷物の運搬と上げ下ろしなど、様々な作業に従事して現金収入の道を探り、自身で生計向上を図っています。2019年に家族と一緒により安全な環境を求めて南スーダンからウガンダにやってきたベンジャミンさん(18)はライノキャンプ難民居住地区で日干しレンガ作りを行なっています。南スーダンでは学校に通う機会に恵まれなかったため、ウガンダの小学校を卒業したいと考えています。同時に、2019年から兄弟や友人たちと日干しレンガ作りを始めました。ベンジャミンさんの父親が大工なので、日干しレンガを作るための木製の型枠を作ってもらったそうです。
日干しレンガは粘土質の土を掘り出して水を混ぜ3日ほど寝かせます。その後、型枠に入れて形を整え、日陰干しをしながらひっくり返し、まんべんなく固まる様にして1週間ほどで完成です。完成した日干しレンガには草をかぶせたり、室内に保管するなどして販売できる機会を待ちます。そしてPWJだけでなく、レンガを必要としている団体などに販売して現金収入を得て、服や靴、勉強に必要な教材などを購入しています。また、ベンジャミンさんの父親は大工としてシェルターのドアや窓の作成作業に参加、女性の友人たちや母親も水汲みや壁塗り作業に参加しているそうです。このように、PWJはシェルターの受け取り者だけでなく、地域の人々と協働して活動を実施しています。
小さな世帯用のシェルター1軒を建設するのに約2500個のレンガを使用します。PWJはベンジャミンさんのようなレンガ作りを行っている現地のグループと協力して引き続き南スーダン難民、そしてウガンダの人々の環境改善を目指し、活動を行っていきます。応援をどうぞよろしくお願いいたします。
カフマ・ジミー
アシスタントオフィサー
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