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【南スーダン】平和祝賀行事前日の首都ジュバ

2018年10月31日、南スーダン共和国では、国家平和祝賀行事が南スーダンの首都ジュバで行われます。この祝賀行事は、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領と主要野党であるスーダン人民解放運動反対派(Sudan People’s Liberation Movement In-Opposition―SPLM-IO)の指導者リエック・マチャル(Riek Machar)氏が、今年8月に新たな停戦協定と権限分割協定に合意したことを記念するものです。一般の南スーダン人はもちろん、アフリカ同盟の諸国から国際社会まで、この行事が行われることを心待ちにしていました。
式典を間近に控え、ジュバの主要な道路では軍関係者による警備が実施されています。市内の幹線道路は、式典期間中は封鎖が見込まれています。ジュバ市内は平穏な空気に包まれていますが、特筆すべきは交通量の減少でしょう。市民の間で、市周辺での車両の走行を控える動きが、式典を前にした今の段階から既に広まっているためと推測されます。
当初式典は10/30に行われる予定でしたが、技術上の理由で延期されました。政府は、国内外の高官はもちろん、全ての反対派の人々を、この平和祝賀行事に招待しました。以前はSPLM-IOとマチャル氏は、戦争犯罪人となったマチャル氏派の釈放や、非常事態宣言の解除といった条件が整った場合にのみ参加すると述べていましたが、今週の現地メディアや公式報告によると、マチャル氏はオマル・アル=バシール(Omar al-Bashir)スーダン共和国大統領と伴に式典に参加することを表明しました。
ジュバの路上では、来たる式典当日に向け美しい街に整えるべく、市スタッフが清掃や塗装に追われています。世論は式典が成功理に終わることと2つの敵対する指導者が平和協定に同意することを期待しています。

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市スタッフによるジュバ市内の主要道路の清掃及び塗装作業風景
市スタッフによるジュバ市内の主要道路の清掃及び塗装作業風景

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