【南スーダン】マグウィ郡での害虫被害支援を開始
ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)は、2020年5月末より、サバクトビバッタの大量流入による被害を受けた南スーダンの農家に対して農業支援を開始しました。
東エクアトリア州マグウィ郡からは多くの難民および国内避難民が流出していましたが、2018年9月の和平合意締結および、2020年2月22日の南スーダン新政府発足後、ウガンダや南スーダン国内の他地域から多くの難民および国内避難民が出身村へ帰ってきています。マグウィ郡へ帰還したばかりの農家の中には必要最低限な農具すら持たない人々も多く、もともとの農産物の生産量や収量が少なかったところに加えて、2020年2月末にサバクトビバッタが大量に侵入したことで、さらに農作への被害も受けてしまいました。
これを受け、PWJは、マグウィ郡の中でも特に被害の大きかったオボとパジョク、ロボネの3つの地域で、脆弱性の高い農家を対象に農業支援を開始しました。2020年6月初旬には、コミュニティリーダーの協力を得て、支援対象農家260名を確定した後、彼らが互いに助け合って農業を営むことができるように、男女混成の農家20名で構成される13の互助グループを形成しました。
同地のコミュニティリーダーはPWJの農業支援にとても協力的で常に事業が滞りなく進むように気を配ってくれるほか、支援対象農家の確定や互助グループ形成の際には、マグウィ郡で一般的な農法や今の時期に育ちやすい農作物などの有益な情報を提供してくれました。そんな中、コミュニティリーダーの一人からは「サバクトビバッタの襲来により、多くの農家が農作物の被害を受け、飢餓が起こると心配していましたが、PWJが支援してくれることになり、感謝しています。」といった声もいただいています。こうしたコミュニティの方々の協力のおかげで、2020年6月中旬より、支援対象農地の圃場整備および栽培する農作物の選出と種子の配布を開始することができました。今後は、支援対象農家への農業研修の実施や学校菜園の設置などの活動を計画しています。
PWJは今後も、サバクトビバッタの大量流入による被害を受けた農家への支援を続けてまいります。引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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