私たちの活動
スーダン南部の支援事業を継続しています
国際刑事裁判所(ICC)がバシール・スーダン大統領に対する逮捕状発付を決定したことなどに関連して、スーダン情勢への懸念が広がっています。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2006年から、スーダン南部で人道支援活動を行っておりますが、現在までのところ、PWJが事業を実施している南部ジョングレイ州での活動に支障は出ておらず、スタッフ全員の無事も確認しています。PWJでは、今後も情勢を見守りながら、事業を継続していく方針です。
バシール大統領に対する逮捕状は、ICC予審裁判部が3月4日、スーダン西部ダルフールにおける人道に対する犯罪および戦争犯罪の容疑で発付を決定したと発表しました。スーダン政府は同日、ICCに協力したとの容疑で、ダルフールで活動する国際NGO約80団体のうち、13団体のスーダンからの追放と、国内NGO2団体に解散を命じることを決定しました。これに対し、国連事務総長は5日、この決定はダルフール住民の生命に重大な影響をもたらすとして、スーダン政府に対し、決定を至急取り消すよう求める声明を発表しています。