【アフガニスタン】パキスタンからの帰還民へ情報提供支援を実施
ピースウィンズは2024年4月下旬~5月上旬にかけて、パキスタンからアフガニスタンへ帰還を余儀なくされた方々への情報提供支援をトルハム国境に設置された仮設キャンプで現地提携団体とともに実施しました。
2023年10月3日、パキスタン政府が国内に不法滞在する外国人の送還計画を発表したことを受け、国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)によると2024年4月25日までに約563,000人ものアフガニスタン人が母国へ帰還しています。彼らが強制的に、または自発的であっても望まぬ形でアフガニスタンに戻ることになり、その多くがアフガニスタン国内でそれぞれの目的地に到着した時点で生活手段を持たず、再定住のための資源が圧倒的に不足しているため、食糧、保健衛生、教育、その他サービスといった生活全般における基本的な支援を必要としています。
アフガニスタン国内では、度重なる自然災害や長期にわたる紛争により、人口の半分以上となる約2,370万人が援助を必要としている状況にある中で、すでに避難民や帰還民の人道危機が発生しており、昨年10月に起きた西部大地震の発生も多大な影響を与えています。そのため、帰還民に充てる資金がニーズに対して大きく不足しています。
ピースウィンズでは現在、再定住のための資源が圧倒的に不足し脆弱な状態にある帰還民の方々へ支援を届けるため、現地提携団体とともにニーズ調査を実施しています。皆さまの温かいご支援を引き続きどうぞよろしくお願いします。
※本活動は、皆さまからのご寄付により実施しています。