【シリア難民支援】シリア人道危機に対応―イラク北部の新設難民キャンプで活動開始
プレスリリース
世界各地で難民・避難民や被災者の支援を行っている特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ、本部=東京都千代田区、代表理事=大西健丞)は、イラク北部クルド人自治区首府アルビル(Arbil)に新設されたカウルグスク(Kawergosk)難民キャンプで、8月15日以降急増したシリア難民に対し、食料配布を開始しました。
8月15日以降、激化する内戦からイラク北部クルド人自治区へ逃れたシリア難民は5万人以上。既存の難民キャンプが収容能力を超えたため、6ヶ所の難民キャンプが新設されました。PWJは9月4日、そのうちの一つ、約1万5千人収容可能なカウルグスク難民キャンプで、400世帯に対して米・パスタ・砂糖・塩などの基礎食料を配布しました。今後も全世帯を対象に、食料支援を続けます。
9月4日午後、日英首脳がシリア難民を対象とする人道支援に連携して取り組むことで一致したとの報道がありました。PWJは、2012年11月にイラク北部クルド人自治区でシリア難民支援を開始し、今回のシリア人道危機にもいち早く対応しています。現地の日本人駐在スタッフの電話取材や、現地の写真などの提供が可能です。
新規難民への食料配布を監督するPWJ駐在スタッフの深川
食料配布の順番を待つ、新規シリア難民
パスポートを手に持っているのは、食料支援を受けるのに身分証明が必要なため
受け取った食料支援を手にテントに戻る難民
カウルグスク難民キャンプの子どもたち
新設されたカウルグスク(Kawergosk)難民キャンプで活動する団体を表示する看板。日本の団体ではPWJのみが参加
【PWJのシリア難民支援】
2012年11月~:イラク北部・クルド人自治区のドミズ難民キャンプでシリア難民支援を実施。食料、衛生用品、灯油などの生活支援物資の配布をはじめ、2013年5月以降は、避難生活が長期化した難民を対象に雇用支援も行う。
2012年9月~:8月15日以降に急増した新規シリア難民に対し、ドミズ難民キャンプ外での支援を開始。
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本プレスリリースのPDFファイル
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