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【パレスチナ】終わりの見えない紛争下で、人びとの命を守るために

ガザ地区では2023年10月の情勢悪化以降、確認されている死者が5万人を超え、負傷者は11万3千人に達しました。また、家屋の9割が破壊され、人口の9割以上が国内避難民となっています。
2025年3月18日からは停戦も破られ、ガザ地区の広範囲に渡って避難命令が出され、空爆と砲撃が相次ぎ、今この瞬間にも多くの命が失われています。
 

 
ピースウィンズは、2023年10月のイスラエルとガザ間の武力衝突開始直後から、食料や衛生用品、飲み水等、人びとの命を繋ぐための支援を行ってきました。
2024年11月下旬から2025年1月にかけては、パレスチナのガザ地区中部デール・アル・バラハの避難民キャンプで、米や食料油等の食料と、石鹸やトイレットペーパーなどの衛生用品を延べ2,556世帯に配付しました。また、ガザ市の約16,000人が滞在する避難所に、約2か月に渡り清潔な飲み水を届けました。
 

 
食料と衛生用品を受け取ったある女性は、「夫と息子をイスラエル軍の攻撃で失い、私と娘だけが生き残りました。家も破壊されました。今は避難所で知り合った同じような境遇のシングルマザー2人とその娘達と共に、同じテントで暮らしています。私たちは本当にすべてを失いました。この恐ろしい戦争の中で、収入源もありません。私たちはあなた方のような人々の優しさを待ち望んでいます。どうか、私たちを見捨てないでください。私たちの命はあなたの手の中にあります」と語りました。
給水を行った避難所に滞在する人びとからも、以下の声が聞かれました。
「毎日決まった時間に飲み水が配達されるのは大変助かります。今までのように危険を冒して遠くまで汲みに行く必要がなくなりました」
「安全できれいな水を料理やパン作りにも活用しています」
「水を買うために支払っていた1日あたり約400~600円を節約することができました」
 

 
現地の提携団体、ピースウィンズのスタッフ、避難所の責任者たちは、一人でも多くの人に支援を届けるためにあらゆる手を尽くしていますが、ガザの人びとを巡る状況は悪化の一途を辿っています。3月上旬からあらゆる支援物資が域外から入らなくなったこと、更に3月18日の戦闘再開の影響を受け、人びとの生活に欠かせない食料や生活用品、調理用ガス等の価格が急騰しています。また、ガザ地区全土への攻撃は激しさを増し、戦闘再開から5日間で14万2,000人以上が新たに避難したと推定されています。
 
ピースウィンズは、今後も脆弱な立場に置かれた人びとに寄り添い、少しでも状況を改善できるよう活動していきます。

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