私たちの活動
【モンゴル】子どもたちに寄り添って
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、モンゴルで貧困や家庭の事情のために保護者のもとで暮らすことができない子どもたちを、現地の児童保護施設「ベルビスト・ケアセンター」(VCC)を通じてサポートしています。
9月の晴れた日、センターの子どもたちはとても興奮していました。その日は、VCCがモンゴルでの活動を開始して20年を迎えることを記念し、イベントが開催される日でした。男の子も女の子もおめかしをし、いつも子どもたちが走り回っている庭には、ステージが設置され、風船や旗がたくさん飾られていました。
イベントはセンター長のあいさつに始まり、参加した地区の行政官、自治会長、警察官、地元議員からも祝福のあいさつがありました。現在、センターで暮らす40人の子どもたちも、小さい子から大きな子まで一緒に、一生懸命練習してきた歌や踊りをステージで披露し、たくさんの拍手をもらいました。最後にみんなで記念撮影し、子どもたちにはお菓子がふるまわれました。
今年も、家庭の事情で保護者のもとで暮らすことができない子が数名、センターに新たに入ってきました。子どもたちが、寮母さんの元でできる限り家族に近い雰囲気で育つよう、また、今後社会に出て、生きていくために必要な教育や職業訓練をきちんと受けることができるよう、PWJはこれからも支援を続けていきます。