【ハイチ】地震で被災した女性グループの生計向上を目指して
ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）は、2021年8月のハイチ地震で被災した女性グループ（NAPB：Nouvelle Association Paysanne de Balix）に対して、収入源であるカシューナッツとピーナッツの加工技術の向上と販売促進の支援をしています。地震の教訓を踏まえて、防災・減災活動も行います。
カシューナッツの実
加工場・研修会場として整備したコミュニティセンター
設置した窓
バッテリー（蓄電機）
2022年1月～4月には、カシューナッツ等の加工場および研修会場となるコミュニティセンターの整備を行い、窓、ソーラーパネル、バッテリー（蓄電機）を設置しました。
以下は、NAPB代表、研修実施を担当する農学コンサルタント、そしてPWJスタッフへのインタビューです。
NAPB代表 プレミエール・ランディ
受益者インタビュー：
私達の住む南県では、カシューナッツとピーナッツの生産は重要な収入源となっています。ご支援のおかげで、私達NAPBメンバーは、収益性を高めるためにカシューナッツとピーナッツの加工方法や保存方法の改善に必要な知識や技術を学ぶことができます。リスク分析や管理システムの導入等により、食品の安全性向上と品質管理に取り組んでいきたいと思います。これらの活動は、地域社会に雇用を創出し、農家の生産性向上と地域の発展に繋がると考えています。
農学コンサルタント ジャン・ルネ・クレルジュ
専門家インタビュー：
私は、カシューナッツの生産性を向上させ、販売を促進するための研修を担当します。この地域は農業発展の可能性が高く、栽培に適した地域です。しかしながら、農作物を育てるには専門性と自発性が必要です。そのため、PWJがNAPBへ行うカシューナッツ・ピーナッツ加工販売のための支援は重要であり、また、南県の収入向上にも大きく貢献していくことが期待されます。ご支援のおかげで、地域開発と貧困率の低減に貢献することができます。
水衛生・防災ファシリテーター ジャン・バプティスト・ローズ・フランセレーヌ
PWJスタッフインタビュー：
水衛生研修では、水の適切な貯蔵方法や基本的な衛生習慣等の公衆衛生について扱います。新型コロナウイルスの感染拡大後、感染症の予防も実施します。ハイチは社会的・政治的・経済的に不安定で、さらに異常気象の影響を受けやすいこともあり、飲料水や浄水・水道設備が十分ではありません。安全な水を使えないことにより、多くの人々は、腸チフス、コレラ、下痢など様々な病気にかかりやすくなっています。また、5歳未満の子どもの6人に1人が下痢で死亡していると推定されています。南県のような農村部では、住民の大半が学校に通うことができず、読み書きができない人も多くいます。それでも、女性グループは学ぶ意欲があり、読み書きができなくても、対話やグループセッションを通じてコミュニケーションを高めてよりよい学習ができるように取り組んでいます。
これからカシューナッツ等の加工に必要な技術や販売促進のための研修を実施します。新たな自然災害リスクの予防や、被災地の復興と災害対応能力の強化を目的に、防災・減災研修や水衛生研修も実施します。
ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）が支援しているNAPBの女性たち
※本事業は、クラレ財団からの寄付金や個人・法人の皆様による寄付金 により実施しています。今後とも、温かなご支援をよろしくお願いいたします。
■ハイチ支援寄付
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■クレジットカードでの受付
■郵便局でのお振込
口座番号：００１６０－３－１７９６４１
口座名義：特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
通信欄 ：「ハイチ支援寄付」と明記してください。
■銀行でのお振込
三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義： 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。
■遺贈・相続財産からのご寄付も承ります
資料請求・お問合せはこちらから：
https://krs.bz/pwjpr/m/legacygiving?e_1744=1&e_1743=1
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）は広島県により認定された「認定NPO法人」です。
ピースウィンズ・ジャパンへの寄附は、寄附金控除の対象となります。
https://global.peace-winds.org/support/deduction
ピースウィンズ・ジャパン寄附金等取扱規程（2021年3月19日適用開始）
https://global.peace-winds.org/support/pdf/A13kihukin_20210319.pdf
