7トンのジャガイモ収穫! キャンプ終了
ウランバートル郊外の草原にあるキャンプ場内の野菜畑で9月6日と7日、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が運営している保護施設「ホッタイル」の子どもたちが、ジャガイモの収穫に汗を流しました。収穫できたジャガイモはなんと7トン近く。収穫作業は、サマーキャンプの最後の行事で、モンゴルはこれから冬を迎えます。
サマーキャンプは、夏休みになっても旅行などに行くことができないホッタイルの子どもたちが楽しみにしている恒例行事。今年は新型肺炎SARSの影響で学校が例年よりも早く終わったため、キャンプ場での生活は例年よりも早く始まり、ちょっと長めのキャンプになりました。
今年は、雨が多く寒い夏だったので戸外での生活がちょっと不便でしたが、雨のお陰で、緑いっぱいの草原、河原ですがすがしい空気を満喫しました。
キャンプ終了のセレモニーは8月27日に開かれ、みんなで羊の料理などを囲んで盛り上がりましたが、ジャガイモの収穫作業が正真正銘の最後の催しとなります。
子どもたちの手で収穫されたジャガイモは、60キロから70キロずつ袋に入れられますが、今年は雨が多かったため収穫量も多く、袋を数えると約100袋もありました。
この夏は、ジャガイモのほかに、キュウリ、トマト、ビート、タマネギ、ニンジンなどの栽培も挑戦。野菜の種類によって様々な世話の仕方を習いました。種を蒔く時期が少し遅くなり、寒い夏が影響して予定の半分くらいしか収穫できませんでしたが、採れた野菜は、順々にサマーキャンプの食卓を飾りました。
ジャガイモは、1トンほどを来年の種イモとして取っておき、残りをホッタイルの先生たちが買い、それでも残れば市場で売る予定です。
収穫後は、ゲルの撤去作業。夏休みも終わり、モンゴルには足早に冬がやってきます。
ジャガイモの収穫作業に汗を流すホッタイルの子どもたち
サマーキャンプの畑で収穫されたジャガイモの山