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私たちの活動

補習授業の新教室を開設

モンゴル北部オルホン県にある、モンゴル第3の都市、エルデネット市(人口約7万人)では、都市化や地方からの人口流入が進み、貧困などのために学校に行けない子どもたちの問題が深刻です。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、市内2ケ所で補修授業を実施してきましたが、この秋、3ケ所目の補修授業拠点を開設しました。

PWJが新たに補修授業を開始したのは同市郊外のゲル地区。2002年6月まで児童保護施設「ホッタイル」として使っていた建物を改修し、補修授業のための教室としました。授業が始まる前日には、首都ウランバートルから机と椅子を運搬。出迎えてくれた子どもたちが、机・椅子の搬入や教室の掃除も手伝ってくれました。

授業初日の9月10日に行った開所式には、20人余りの子どもたちのほか、市教育局の担当者や市ノンフォーマルエドュケーション(補修授業)センター所長、同じ地区にある公立学校の校長先生も出席。正規学校の校長先生は「ここで勉強して編入試験を受ければ正規学校に入学できる」と約束してくれました。児童たちからはPWJへのお礼の言葉や歌の披露があり、モンゴル式に神聖な青い布がPWJに贈られました。一方、児童たちには、通学や勉強のために必要なかばんや文房具が渡されました。学用品やかばんが買えないために正規学校に行けず、支援を受けられる補修学校に来ている子もいます。

同市内には約1000人の退学した子どもたちがいて、PWJが支援する3つの補修授業を含めて10ケ所の補修授業クラスがあります。
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新しい教室で補修授業を受ける子どもたち

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開所式で歌を披露するゲル地区の児童

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モンゴル式に神聖な青い布を贈られる

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