私たちの活動
センターから旅立つ青年たち
トゥルンボールドとバッドボールドは兄弟で、それぞれ11歳と7歳のときに、PWJが運営しているホッタイル(子どもの家)に引き取られ、いまはベルビストケアセンター(VCC)で生活しています。当時は、父親はおらず母親と一緒に路上生活していたのですが、母親が育児放棄したため、引き取られてきました。その後、母親は死亡し、兄弟だけになりました。
2人は今年、20歳と16歳になりました。お兄さんのトゥルンボールドは大学生。ビジネスと経営について学び、寮生活を送っています。モンゴルの教育制度では通常9年生を終了すれば専門学校に進むのですが、成績が優秀だったトゥルンボールドは11年生まで勉強を継続し、試験にも合格して大学に入ることができました。弟のバッドボールドは専門学校生になりました。専門学校に入学し、寮生活を始めたことで、心機一転やる気がでたようで、PCゲームで遊ぶ時間も減ってきています。
センターの寮母さんたちも、2人をあたたかく見守ってくださいます。今はそれぞれ別の学校に通っていますが、別の学校であっても兄弟なるべく近くで生活させたいと考えて、進路の指導をしたそうです。
ピースウィンズはこれからもモンゴルの子どもたちを支援していきます。