SHARE
facebook X LINE
私たちの活動

【パレスチナ】「餌も水もあげることができない…」養鶏場から鶏を買い取り困窮家庭に配布

 

 
10月7日から続くパレスチナ・イスラエル間の武力紛争で、ガザ地区はイスラエル軍による激しい空爆に晒されています。加えて、イスラエルは水、電気、燃料、医薬品、食糧など全ての生活必需品のガザ地区への搬入を止めているため、220万人以上が住むガザ地区では、その規模・質ともに未曽有の人道危機が引き起こされています。ピースウィンズは、ガザにいる2人の同僚、サミーラとハデルに毎日連絡をとり、安否確認を続けています。
 
電気もないためにインターネットはもちろん携帯電話による通信事情も悪いのですが、同僚の1人サミーラは、自宅マンションの屋上にある太陽光パネルから携帯電話の充電ができたからと、14日にはいつもよりもゆっくりと話をすることができました。
その会話中、ガザ中部アル・ブレイジ地区にある養鶏場では、飼料不足に陥って餌も水も鶏にあげることができなくなってしまい、飼育している鶏を翌15日には何とかしなくてはいけなくなったとの話題になりました。爆撃による破壊や物資不足により、農業、漁業、養鶏などに従事する多くの人々の生計手段が奪われていることは、国連の報告書でも目にしたばかりでした。一方、その養鶏場の周辺にも、爆撃に晒され経済的にも極めて厳しい多くの困窮家庭が必死に生きています。そこで、急遽その養鶏場に残っている1000羽の鶏を買い取り、地元アル・ブレイジ地区の困窮家庭に鶏肉を配布する緊急支援を決めました。
 
翌15日は幸運に恵まれて、比較的空爆が少なく、地元の業者が鶏を捌き、7名のボランティアが各家庭に鶏肉を届ける作業をてきぱきと進めて、その日だけで960羽を、残る40羽も16日には配り終わりました。
鶏肉1羽で3~4人分になるそうで、家庭の人数に応じて2~3羽分の鶏肉が約450世帯に配られました。ほとんどはアル・ブレイジ地区に住む困窮家庭ですが、少数ながら近隣のマガージ地区とヌセイラット地区の家庭にも配られました。経済的に厳しい家庭に加えて、避難してきた人々を受け入れている家庭も対象に含められたそうです。
 


 

 

 
皆さまの温かいご善意は、この未曽有の危機を彼らが何とか生き抜く支えになります。本当にありがとうございます。
そして、これからもガザ地区のパレスチナの人たちを応援していただければ幸いです。
 
 
ご寄付について
========================
■クレジットカードでの受付
 
紛争・難民支援
 
■郵便局でのお振込
口座番号:00160-3-179641
口座名義:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
通信欄 :「紛争・難民支援」と明記してください。
 
■銀行でのお振込
三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義: 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。
 
■遺贈・相続財産からのご寄付も承ります
資料請求・お問合せはこちらから:
https://krs.bz/pwjpr/m/legacygiving?e_1744=1&e_1743=1
 
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は広島県により認定された「認定NPO法人」です。
ピースウィンズ・ジャパンへの寄附は、寄附金控除の対象となります。 
https://global.peace-winds.org/support/deduction

ピースウィンズ・ジャパン寄附金等取扱規程(2021年3月19日適用開始)
https://global.peace-winds.org/support/pdf/A13kihukin_20210319.pdf

SHARE

SUPPORTご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること

ピースウィンズは世界各地の地震・洪水・干ばつなどの自然災害と、
紛争や貧困など人為的な要因によって
生命や生活の危機にさらされた人を支援しています。
また、復興・開発のために支援を行います。

  • HOME
  • 私たちの活動
  • 【パレスチナ】「餌も水もあげることができない…」養鶏場から鶏を買い取り困窮家庭に配布