私たちの活動
イスラエルによるガザ南部ラファへの地上侵攻に強く抗議します
現地時間5月7日に、イスラエル軍がラファに大規模な攻撃を行い、エジプトとガザ地区の境界に位置するラファ検問所のガザ側を制圧したと報じられています。ラファ検問所は、ガザと外部をつなぐたった3つの検問所の一つで、非常に重要な場所です。ピースウィンズがこれまでに実施した支援の一つはエジプトで調達した食料品のガザでの配付です。それらの物資はこのラファ検問所までエジプト側のトラックで運ばれ、そこでガザ内の団体に渡されて、ガザ内の必要な人のところに届けられました。
前日の6日、イスラエル軍はガザ地区南部ラファの住民に、「ラファ東部の一部で間もなく軍事作戦を実施する」として、直ちに退避するよう通告しました。現在、ラファには、家を追われてガザ地区各地から退避した120万人の人びとが身を寄せています。この通告を受け、国連人権高等弁務官事務所のターク人権高等弁務官は、「爆弾と病気と飢きんに苦しんでいるガザの人たちは、イスラエル軍の作戦が拡大する中、再び退避するよう通告された。これは非人道的で、民間人の保護を最優先する国際人道法と人権法の基本原則に反する」と発言しました。
私たちピースウィンズは、イスラエル軍に対して地上侵攻・軍事攻撃の中止を強く求めます。また、同時に、すべての当事者に対し、武力ではなく対話による問題解決をはかるよう求めます。
2024年5月7日
ピースウィンズ・ジャパン