シエラレオネ支援の現場から~キャンプで送別サッカー大会
ワールドカップを前にサッカー熱がさらに上昇中のシエラレオネ・バンダジュマキャンプで6月3日、PWJスタッフチーム対リベリア難民チームのサッカー大会が開かれました。実はこの大会、これまで2年以上現地に駐在し、コーディネーターとして活動していた日本人スタッフ、小南のり子の送別会をかねて、スタッフが計画してくれたものでした。
ユニフォームはバッチリのスタッフチームと小南
勝利のポーズを決める難民チーム
(C)Peace Winds Japan
PWJスタッフチームには、「のり子に勝利をプレゼントしよう」の意気込みが感じられ、明らかに力が入っていました。これまでの戦績はというと、まだ勝ったことがないというスタッフチーム。最後に勝ったところを見せておきたいという彼らの意地だったのかも知れません。
そんなわけで始まったこの試合、前半で難民チームに1点を許したものの、スタッフチームはよく攻め、後半には1点を取り返し同点に追いつきました。いけるかと思わせたもの終了10分前に、1点をとられ、2対1で敗退。敗因についてスタッフたちは「毎日練習できる難民チームに比べ、スタッフチームは仕事で忙しいから仕方がない」、なんて言い訳しきり。とはいえ、みんなでわいわいと楽しめたひととき。小南の目に涙が浮かんでいたのかどうかは、確認できませんでした。
シエラレオネ離任を前にスタッフと会話を楽しむ小南
(C)Peace Winds Japan
ワールドカップはこの大会の約2週間後に開幕。サッカーが大好きで、何かにつけサッカーを楽しむシエラレオネにワールドカップはどんな影響をおよぼしたのか? それは、また報告します。
報告:角免昌俊(シエラレオネ駐在)