【南スーダン】新型コロナウイルス対策緊急支援:国内唯一の陽性患者受け入れ施設にて衛生キット配付
ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)は、2020年11月中旬より南スーダン中央エクアトリア州ジュバ郡および東エクアトリア州マグウィ郡とトリット郡で、新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)対策緊急支援を実施しています。首都ジュバの人口過密な国内避難民キャンプや対象地域の基礎インフラが整っていないCOVID-19検査や治療を行う医療施設にて、給水衛生設備の整備や衛生啓発活動等を行っています。
先日、首都ジュバに所在する国内唯一のCOVID-19陽性患者受け入れ医療施設であるジョン・ガラン博士感染症センターで、入院患者用の衛生キットの配付を実施しました。患者400人分のマスク、石鹸、タオル、バケツ、貯水用プラスチック容器(ジェリカン)、これらを包む布(キテンゲ)等が配付されました。
衛生キットをトラックから降ろすPWJスタッフ
配付物を説明するPWJスタッフ
衛生キット
ジョン・ガラン博士感染症センターの医師からは、感謝の言葉に加えて、こういったPWJの活動が南スーダン全体のCOVID-19感染拡大状況を大幅に改善し、人びとへの支えに繋がるため、今後も支援を継続してほしいとのコメントをいただきました。また、配付時に立ち会った南スーダン保健省スタッフからは、今後もPWJと連携し国内のCOVID-19感染予防対策を実施していきたいとの激励の言葉をいただきました。
PWJは今後もCOVID-19対策支援事業を継続することで、南スーダンの人びとの衛生状態が改善し、更なる感染拡大の予防とリスクの軽減に繋がるよう日々活動に励んでまいります。引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします。