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【南スーダン】魚ではなく、漁獲用網を!漁業技術トレーニングを実施
南スーダン共和国(以下、南スーダン)アッパーナイル州のナイル川沿いに位置するメルート避難民キャンプで、若者を対象に漁業技術トレーニングを開始しました。
人びとは普段、フックと釣り糸、漁獲用の網といった簡素な道具を使って漁業を営んでいます。このトレーニングでは、人びとが既に持っている知識や技術に加えて、近年の気候変動による洪水の影響を考慮した漁業技術や、魚の生態に応じた漁獲の仕方、そして自分たちで必要な道具を作成し維持管理できるよう、漁獲用の網作りなどに取り組みました。
獲った魚を売るのは多くの場合女性ですが、漁獲自体は主に男性が従事する漁業。男性ができることは女性でもできる!女性が漁業技術を得て、自ら収入を得られるようにすることで、貧困や食料不足によって起こる「ジェンダーに基づく暴力」の被害を防ぎ、女性の家庭での地位向上につなげることを意識して、トレーニングの参加者には男性だけでなく女性も選びました。
先日、3日間にわたるトレーニングを終え、これから漁業技術を実践していきます。
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