【スリランカ】暖かいご寄付ありがとうございました!食糧支援第2弾!!
皆様からの温かいご寄付により、昨年11月に経済危機に苦しむ人々への食料配付の第2回目を実施することができました。今回は前回にひきつづきトリンコマリー市内のピーリヤーディ集落の生活保護対象家庭に食料配布を行いました。ピーリヤーディ集落には約200世帯が住んでおり、そのうち生活保護を受けている人が9割以上で、前回食料支援を実施したマンガイユットゥ村と比べて母子家庭が多い地域です。
皆様のおかげで2回目の食料支援を実施することができました!
今回の食料支援も前回同様に、米、小麦粉、砂糖、紅茶、豆、ソヤミート、乾麺、干し魚、栄養補助食品などの乾物類を配布しました。ある家庭では、母親が子どもたちを残し中東に出稼ぎに行ったあと連絡がとれなくなり、祖母と孫が家庭に取り残されてしまったため、今回の食料配布を喜んでいました。
彼女たちの家庭は、不定期の家政婦(1日約160円~220円)の仕事があるだけで、農地もなく、毎日の食事を切り詰めて生活をしのいでいます。今回皆様のご寄付で実施できた食料支援は、彼女たちの収入を考えると、1ヵ月近く当面の飢えをしのぐことができます。
食料支援を喜ぶピーリヤーディ集落の女性たち
終わりの見えないスリランカの経済危機の渦中で、少ない収入で家計を支えている多くの人々は大変厳しい生活を強いられています。
食料支援の譲渡式に参加したトリンコマリー市長は、
「本当に情けない話ですが、政府からは国民にまだほとんど支援が支給されていません。
食料支援は、日々の食事を減らして飢えをしのいでいる貧しい人たちにとって
大きな助けとなります。ご寄付をいただいた皆様、本当にありがとうございました」
と述べられていました。
食料支援の譲渡式に参加したトリンコマリー市長
最近では日本のメディアで取り上げられる機会が少なくなったスリランカの経済危機ですが、未だに先行きの見えない厳しい状況が続いています。
燃料については、1台あたり給油できる量を政府がQRコードを発行して管理するようになり、給油のための長蛇の列というのはあまり見かけなくなりましたが、車両一台当たりもらえる燃料の量が制限されています。
停電も一日に数時間程度ですが続いています。ガスは一旦供給が開始され、ガスを待つ列もなくなりました。しかし、電気・水道代や燃料の値段はおおよそ2倍、食料品も2倍以上値上がりしており、特に都市部の貧困層は農地を所有していないため、自給自足ができず、生活は大打撃を受けています。
生活状況の聞き取りを行うスタッフ、現地住民の厳しい状況が続いています。
今回、話を聞いた家庭では、2世代にわたり旦那さんが失踪してしまったというお母さんに出会いました。このお母さんは内戦中に何度かムラッティブ(スリランカの北部)に避難し、その間に当時5歳だった長女が撃たれてなくなり、次女も内戦中に足を撃たれて負傷しており障害を持ちました。内戦後、次女は結婚したそうなのですが、次女の旦那さんも3人の子供を残して失踪。次女は現在、負傷した傷の手術のために親戚を頼りインドに渡っており、現在は次女の残した3人の子どもたちの面倒を息子さん(23歳・日雇い労働)と彼女(日雇い家政婦)でどうにか生活をしているそうです。
今後も、ピースウィンズでは経済危機に苦しむ人々への支援を継続していきます。温かいご支援を引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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