【台湾花蓮地震】支援の現場からレポート。発災から2ヵ月以上が経過した、被災地の変化
4月26日に2度目の台湾入りをしました。到着後すぐに花蓮駅から車に乗り、市内周辺の地震被害の様子を見て回りました。震災直後とは少し異なる様子が見られました。倒壊の恐れがある建物には優先順位が付けられ、工事が進められています。また、建物への進入禁止のテープが貼られるなど、物々しい雰囲気が感じられました。
工事の進捗状況
以下の写真は、4月26日(金)に工事が始まった頃の様子です。生活感が残る部屋が垣間見えます。
次の写真は、6月1日(土)の様子です。きれいに整地され、まるで建物が無かったかのようになっています。この取り壊されたマンションの周辺では6月1日時点で、周辺のホテルの取り壊しが進められ、大きな住居マンションには住居不能の札が貼られていました。
解体作業の進捗と必要な今後の支援
このように台湾では、各地で解体やがれき撤去のスピードが非常に早く進んでいるのが印象的でした。そして現地を実際に調査していると見えるのが、各々が必要とする支援の多様性です。街としては機能しているこの台湾の被災地では、全く異なる支援ニーズにどのように応えればよいのかということがポイントになっています。
被災者の方々が自分に必要なものにすぐにアクセスできる支援として、被災した住居に住む世帯に対し地域のスーパーで使用できる「商品券」を配布する事業を準備しています。対象世帯は住宅、集合住宅、店舗住宅の住人を含め、55棟1928世帯のご家族を予定しています。
今後も現地で支援ニーズを調査の上、被災地域での食料・水・医薬品・衛生用品・避難所などの支援をはじめ、地域主導の長期的な復旧・復興を支援します。被災地に、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
▽湾花蓮地震 緊急支援特設ページ
https://lp.peace-winds.org/support_taiwan_earthquake
▽台湾花蓮地震 緊急支援(Yahoo!ネット募金)
https://donation.yahoo.co.jp/detail/925074