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私たちの活動

【台湾花蓮地震】これからの生活に必要なもの。地震に備える「防災バッグ」を小学校と幼稚園に届ける

2024年12月16日、花蓮県花蓮市にある小学校(明禧國民小學)および附属幼稚園(明禧國民小學附設幼児園)に、Think The DAY様のご支援により、防災バッグ計259個を寄贈しました。

2024年4月の大規模地震で大きな被害を受けた花蓮県は台湾で最も地震が多く、復興に向かう地域の方々にとって、地震は備えを続けていく身近な災害です。震災から半年以上が経過した今、これからの生活に必要な支援として「防災バッグ」をお届けしました。

カラフルなバッグにはそれぞれ1人分ずつ、マスクやウェットティッシュ、剃刀や歯ブラシなどの衛生用品、ボールペンやメモ帳など文具を含めた防災グッズが入っています。

小学校では、校長先生や県職員、県議会議員の方などが迎えてくださり、「日本から、今も花蓮に来てくれてありがとう」「皆さんからの花蓮地震への支援にとても感謝しています」との御礼の言葉とともに感謝状をいただきました。地震が多い土地柄、防災教育には力を入れているそうで、校長先生からは「命がいちばん大事なので、年に何度も避難訓練をしています」といったお話をうかがいました。

この地区では、周囲のマンションなどでも被害が大きく、倒壊の危険があることから解体された建物も複数あります。小学校の近くにある附属幼稚園では、隣にあったホテルが全壊し、解体工事の数ヵ月間、39人の園児たちが小学校の校舎を借りていました。外壁が損傷し、今も傾いた状態になっているほか、建物と地面の間にできた隙間が余震で拡大してきたため、補修工事をして使っているといいます。

被害を免れた園庭は指定避難場所になっており、地震当日は近隣の人びとに開放して、50~60人がここで揺れが収まるのを待ったそうです。

幼稚園でも、先生方が地震の以前から、熱心に防災教育に取り組まれていました。「小学校に上がる前の小さい頃から防災意識を定着させて、いざという時パニックにならないようにしているんです」とのことで、毎年の避難訓練では、海が近いことから津波のケースも想定し、建物の2階以上に上がる訓練もしているそうです。

地震当日は、まだ登園している園児が少ない時間帯でしたが、訓練どおり、すぐに机の下に隠れ、防災頭巾を被り、園庭に避難する流れを子どもたちが落ち着いて実践することができたといいます。保護者も交えて当日を振り返り、より良い避難行動について話し合いなどもされているそうで、お渡しした防災バッグもしっかりと活用いただけると感じました。

継続的な支援のお願い

被災地の皆様が一日でも早く元の生活に戻れるよう、そして心身ともに健康で過ごせるよう、私たちは支援活動を続けてまいります。今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

▽湾花蓮地震 緊急支援特設ページ
https://lp.peace-winds.org/support_taiwan_earthquake
▽台湾花蓮地震 緊急支援(Yahoo!ネット募金)
https://donation.yahoo.co.jp/detail/925074

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