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私たちの活動

【モザンビーク】サイクロン・フレディ被災者緊急支援とコレラ感染予防

ピースウィンズ・ジャパンは2023年2月~3月に発生したサイクロン・フレディで被災したイニャンバネ州の人々に対して緊急支援を行いました。
 
●ヴィランクーロ郡に住んでいるマルセラさん(27歳)の体験
 


被災者のマルセラさんと彼女の家

 
「私には夫と3人の小さな子どもがいます。私たちの家はサイクロン・フレディの影響で浸水しました。
 
3年前、私たちはこの土地を買い、ここに家を建てました。この土地を購入した際は、夫も私も近所の人も皆、ここが洪水のリスクが高い地域であることを誰も知りませんでした。過去にも浸水したという報告も聞いていません。
今、この状況を目の当たりにしてとてもショックを受けています」
 


マルセラさんの浸水した家(これ以上水位が下がらなくなっている)

 
「あの日は、雨が止むことなく、24時間で約200mmの雨が降りました。
徐々に家に水が入り始めたため、貴重品をまとめようと思ったのですが、子どもたちを呼びに行っている間にあっという間に水の量が増え、貴重品を家の外に出すことができなくなってしまいました。
どうにか子どもたちと毛布数枚だけは、持ち出すことができました」
 
「私の家の高さは5メートルですが、水の高さは2.5メートルに達しました。食料、衣服、電化製品、ほとんど全てがダメになってしまいました」
 


トイレも浸水

 
「あの日は、木の下で寝て、水位が下がって家に戻れるのを待ちました。被災から約3週間経っても未だ水はひかないので、今は、友人の家に泊まらせてもらっています。
私と同じような状況にある家族が他にもあります」
 


水の中を通って学校から家に帰る子どもたち

 
ピースウィンズ・ジャパンは、元の家に戻れずにいる被災者に対して食料1ヵ月分を配付しました。
 


食料を配付する様子

 
食料を受け取った人々からは、「今は何も持っていないので、本当に必要な支援でした」との声がありました。
 
また、浸水した地域では、衛生状態が悪くなり、コレラ等の感染症の感染リスクが高まります。
実際に、イニャンバネ州ゴブーロ郡では、被災後にコレラの感染が蔓延し、8名が亡くなっていました。
 
ピースウィンズ・ジャパンは、少しでもコレラの感染を防げるように、現在はゴブーロ郡の被災地で、衛生啓発活動を開始しました。
日常的な衛生環境の改善で、万が一被災した際も感染症のリスクを下げることを目的としています。被災地では未だ衛生環境が改善していませんので、衛生用品も併せて配付しています。一人でも多くの被災者に支援を届けるために、皆さまからの温かなご支援・ご協力をお願いします。
 
※本事業は、ジャパン・プラットフォームやUNICEFの助成金と皆様からの寄付によって行われています。
 
 
ご寄付について
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■クレジットカードでの受付
 
モザンビーク寄付
 
■郵便局でのお振込
口座番号:00160-3-179641
口座名義:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
通信欄 :「モザンビーク寄付」と明記してください。
 
■銀行でのお振込
三井住友銀行 青山支店
口座番号:普通 1671932
口座名義: 特定非営利活動法人 ピース ウィンズ・ジャパン広報口
※銀行振込はお振込み人様を特定できません。お振込み後に、HP問合せフォームよりご連絡ください。
 
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は広島県により認定された「認定NPO法人」です。
ピースウィンズ・ジャパンへの寄附は、寄附金控除の対象となります。 
https://global.peace-winds.org/support/deduction

ピースウィンズ・ジャパン寄附金等取扱規程(2021年3月19日適用開始)
https://global.peace-winds.org/support/pdf/A13kihukin_20210319.pdf

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