ACTIVITY
私たちの活動

モロッコMOROCO

モロッコでの活動

2023年9月8日深夜(日本時間9日午前7時過ぎ)、モロッコ中部でM6.8の強い地震が発生しました。

ピースウィンズは9月11日、緊急支援チームを現地に派遣しました。

モロッコの基礎データ

大陸・エリア
アフリカ
国・地域
モロッコ王国(Kingdom of Morocco)
首都
ラバト
面積
44.6万平方キロメートル(日本の約1.2倍,西サハラ除く)
人口
3,603万人(2018年 世銀)
言語
アラビア語(公用語),ベルベル語(公用語),フランス語
民族
アラブ人(65%),ベルベル人(30%)
宗教
イスラム教(国教)スンニ派がほとんど

モロッコで解決したい課題を教えて!

 

2023年9月に中西部でマグニチュード6.8の地震が起きました。

被災した山村地域では学校が機能しなくなったことから、教育省の意向で子どもたちはマラケシュ及び周辺都市部で学校に転校し、寄宿舎で生活することになりました。

そうした被災した子どもの中でも女の子は、もともと月経に関する知識や衛生用品にアクセスがありませんでしたが、被災して生計手段を失った家族から離れ、精神的にもそして経済的にも月経衛生を支える手段がなくなってしまいました。
月経時に衛生的な環境を整えられず、月経を理由に不登校になったり、不登校時には児童婚の危険が高まるなど、安心して学校生活を送るために不可欠な月経衛生管理問題を解決したいと考えています。

ピースウィンズの活動を通して、改善されたことを教えて!

地震が発生した直後に現場へ向かい、飲料水や毛布など、すぐにでも必要とされる物資を配付したり、現地のNGOと協力して医療支援を行いました。

また被災地では電気が不足していたため、調理や携帯電話の充電ができず、夜間に照明をつけることもできませんでした。
夜間のテント外の移動は危険だった上、支援に関する様々な通知や情報提供も携帯電話を通じて行われていたため、山間部の村へソーラーパネルとライトを配付し、避難テント村の電気不足を少しでも解消するよう支援しました。

こうした活動を通じて、被災した人びとが少しでも安全に過ごせるような環境づくりに貢献しました。

今後活動を続けるにつれ、より改善できそうな所は?

モロッコの山村地域では、月経衛生に関して学ぶ機会や衛生用品へのアクセスが限られている状況です。

地震の影響を受けた女の子が通う学校で月経衛生に関するワークショップを開催することによって、関連する理解を深めてもらうとともに、再利用可能な月経用品の提供を通じて、被災した山村地域の女の子が安心して過ごしたり、学校生活を送ることができる環境を整えていきたいと思っています。

月経中も学校を休まずに勉強を続けることができれば、長期的には女の子の教育環境の改善や将来の雇用機会の向上、社会参加におけるジェンダー格差などの改善につながっていくことを期待しています。

SUPPORTご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること

ピースウィンズは世界各地で起こる紛争や災害などの危機に
いち早く駆けつけ、危機にある命を支援します。
また、傷ついた命が自分たちの力で歩んでいけるよう、
復旧・復興・開発に寄り添います。

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